0480-31-8680
審美セラミック治療とは、つめ物・かぶせ物を用いて「歯の色」「歯の形」「歯並び」をより美しくする治療です。そして、患者様の口元のコンプレックスを取り除き、人生を楽しんでいただく治療とも言えます。
実際、審美セラミック治療を行うことで、「これまでと180度人生が変わった!」「周りから表情がすごく明るくなったと言われた」「夢だったCA(キャビンアテンダント)を目指してみます!」というお声を頂くことがあります。
よく、審美セラミック治療とホワイトニングを混同されている方がいらっしゃるのですが、審美セラミック治療は歯を削り、かぶせ物等を装着させます。そして長期的に白さを維持できます。
ホワイトニングは薬剤の力で歯を白くしますが、審美セラミック治療と異なり色が後戻りします。また、歯を削ることはありません。
|
審美セラミック治療 |
ホワイトニング |
---|---|---|
白さの維持期間 |
長期的 |
数ヶ月 |
後戻りは? |
しない |
する |
歯を削るのか? |
削る |
削らない |
どちらの治療にも一長一短がありますが、まずは本文を読んで頂き、担当医とじっくり相談することをお勧めします。ホワイトニングに関しましては、ホワイトニングをご参照ください。
審美セラミック治療とは、皆様がご存知の通り、白いつめ物や、かぶせ物を利用して美しい歯を手に入れる治療です。しかし、我々、専門家からの視点での審美セラミック治療は下記のようなものとなります。
「歯本来の機能を回復させ、綺麗な歯にすること」
患者様にとっては「美しさ」だけが達成されれば他はどうでもいいと思われている方もいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。場合によっては、食べ物をしっかり噛むことができなくなったり、不定愁訴と呼ばれる原因のわからない「頭痛」「腰痛」などを引き起こすこともあります。
審美セラミック治療の大前提として、歯本来の「機能性」を回復・維持することに主眼を置き、その上で「審美性」を追求することが大切です。
当院では、経験豊富なドクターと歯科技工士が連携して審美セラミック治療を行っておりますので、「口元の美」に関するどんな小さなお悩みでも遠慮なくご相談ください。じっくり時間をかけてお話させて頂きます。
次節から、当院が実施している「美の方程式」をこれからご紹介致します。
審美セラミック治療とは「美」にかかわる治療になりますので、非常に繊細な治療になります。
患者様にとって残念なことは「せっかく治療したのにイメージと違う」ということです。そうならないために、当院では、治療を行う前のカウンセリングはもちろんの事、各工程で患者さんのご要望をお聞きしながら治療を進めていきます。
具体的には、まずカウンセリングや模型、レントゲンなどから読み取った情報をもとに精密に作成した「仮の歯」を患者さんのお口の中に装着します。この仮歯は、歯が無い期間をなくすためだけに装着するものではありません。
次のような目的を達成するために行う重要なステップとなります。
「仮歯」を入れ、上記の状態を改善していくのですが、その都度、患者さんにも仮歯を入れた状態で、色・形などのバランスを確認して頂き、問題があれば随時改善し、ドクターだけでなく、患者さんも満足する状態までこの工程を何度も繰り返します。
そしてすべての問題が改善されれば、後は素材をセラミックに変え、改善情報を組み込んだ歯を作り上げるだけになります。
ここで私が言いたいことは、このような事前の検証を一切せずに、そして患者さんの要望を聞かずに治療を進めてしまう事はNGであるということです。そのような治療法は「運だめし」と同じことで、治療とは呼べません。
しっかり、仮の歯で事前検証をし、問題が見つかれば随時改善していく。
この過程を踏むことで、初めて理想のつめ物・かぶせ物が完成します。
単に白く綺麗な人工歯を作るだけが審美セラミック治療ではありません。
当院では、次の10の基準に基づき、審美セラミック治療を行っています。
歯の形態1つで口元のイメージが変化します。カウンセリングで得られた情報をもとに、形態を決定します。
体の中心ラインを「正中線」というのですが、この線に上下の歯の中心が合わさることで顔貌と口元のバランスが取れることになります。
笑ったときの上の歯の縁を線で結んだライン。緩やかな弧を描くほど女性的な魅力が高まり、水平になるほど男性的な印象になります。
歯は皆さんが想像されている以上に複雑な形をしています。この形に近づけることにより天然歯と見分けがつきにくい歯が出来上がります。
男性・女性で理想とされている歯の形というものがあり、その中でもさらに細分化されます。あとでご紹介します。
肌の色とバランスをとりながら、美しく見える色の濃淡・深み・明度・彩度を微調整していきます。
個々人の好みによって変化しますが、一般的には年相応の歯の形・色が存在し、それに近づけることで自然な口元を演出します。
審美セラミック治療で用いる素材は様々なものがあります。お口の状態・患者様の理想によりそれらを使い分けます。詳しくは料金表をご覧ください。
形・色だけでなく、お口全体のバランスを考えた人工歯の配列・位置も大切となります。
黄金比率(1.6、1.0、0.6)に基づき、配列を計算しながら治療を行うことで、バランスのとれた整合性のある形を追求します。
色々とありますが、要はこれらすべてを考慮することで、はじめてあなたに調和した、そしてオリジナルの歯が出来上がります。
「マイクロスコープ」「拡大鏡」とは、視野を拡大できる顕微鏡のことを指し、拡大鏡は約2.5~3倍拡大でき、マイクロスコープはそれ以上の視野を拡大可能です。肉眼では見えない領域に如何にこだわるかで、「歯の美しさ」「耐用年数(どれだけ長持ちするか)」を左右します。
当院では、マイクロスコープや拡大鏡を用いた精密審美セラミック治療を提供しております。これまでに、「せっかく自費のつめ物・かぶせ物を入れたのにすぐにダメになった」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院にお越しください。
美しさを追求するのが審美セラミック治療ですが、それだけを追い求めるのはNGです。
「噛む」という歯本来の機能性も考慮しながら治療計画を立てなければなりません。
なぜならば、審美セラミック治療をすることで「噛み合わせ」も変動することがあり、その変化を考慮に入れた治療をしなければ、あごの疲れ・肩こり・腰痛・頭痛などが発症することが稀にあります。たとえ1本の歯を治療する場合であっても、お口全体のバランス・機能性を考慮した治療を行わなければなりません。
当院で行っているこだわりの治療工程をご紹介します。
かぶせものを歯に「ぴったり」とはめこむための工程です。歯肉圧排なくして、良いものは作れません。
印象材には「アルジネート」と「シリコン」がありますが、当院ではより精密に型取りができるシリコン印象材を利用しています。
患者さんにとって正しい噛み合わせを再現するために、必要不可欠な過程です。熟練の歯科医師が行えば、口腔内に装着する際に、チェアーサイドで調整するための時間が短時間で済みます。
つめ物やかぶせ物は、どこで作製されているかご存知でしょうか。多くの方は歯科医院で作製されている、そう思われているのではないでしょうか。原則、つめ物やかぶせ物は歯科技工所という歯科医院とは別の場所で、熟練の歯科技工士が作製しています。
実際の流れとしては、歯科医院で患者様のお口の型取りを行い、患者様のご要望などを添えた作製指示書を歯科技工所に送付、その作製指示書に基づき、歯科技工士がつめ物やかぶせ物を作製します。後日、歯科医院にて患者様のお口につめ物やかぶせ物を装着して終了となります。
もうお分かりかもしれませんが、いくら歯科医師の能力が高くとも、連携している歯科技工所の能力が高くなければ決してよい技工物(つめ物・かぶせ物)は作れないということです。
したがって、どの技工所と連携しているかでつめ物・かぶせ物の良し悪しが変わってきます。当院と連携している歯科技工所は歯科医院の間でも評価が高く、非常に精密な技工物を作製することで知られています。
総合治療とは、お口全体の美しさ、健康、バランス、機能性を考慮した治療のことです。
例えば、右の画像の患者様から「前歯2本を審美歯科治療で白く、美しくしたい」というご要望があったとします。当院では、その2本の歯にセラミックのかぶせ物をして治療終了とはいたしません。なぜならば口元の美は一部の美しさだけではなく、全体のバランスを考えて初めて達成されるためです。例えば、いくら白い歯を手に入れたい方らといって、前歯2本だけ真っ白な歯にした場合どうなるでしょうか?その2本だけ色が浮いてしまい、全体美とは程遠い結果となります。
また、お口の状態によっては、そして患者様が望まれる場合、審美セラミック治療ではなく、部分矯正治療が適していることもありますし、歯肉形成外科(歯茎治療)やインプラント治療も必要なこともあります。
患者様のご要望をよく伺い、全体美を考慮した治療法をご提案させて頂きます。
審美セラミック治療は、歯の「色」だけでなく、「形」「歯並び」の改善も可能です。
以下、当院で治療した症例をご紹介いたしますので、治療後のイメージの参考にしていただけたらと思います。
このようなご要望にはセラミック素材の「つめ物(インレー)」「かぶせ物(クラウン)」をお勧めします。下記の画像は銀歯のつめ物(インレー)をセラミック素材のつめ物(インレー)に差し替えた症例です。
下記の画像は銀歯のかぶせ物(クラウン)をセラミック素材のかぶせ物(クラウン)に差し替えた症例です。
リスクとしては、過度の衝撃で割れることがある
一口にセラミックと言いましても複数の種類があります。
詳しくは料金表に記載していますのでそちらをご参照ください。
歯の隙間を改善する方法として「矯正歯科治療」をイメージされる方も多いかと思いますが、審美セラミック治療でも対応が可能です。オールセラミック法(セラミックのかぶせ物)を利用します。下記の画像はセラミッククラウン法(セラミックのかぶせ物)で「歯の白さ」と「歯の隙間」を改善した症例です。
リスクとしては、過度の衝撃で割れることがある。
審美セラミック治療では「歯の形」も変化させることができます。
オールセラミッククラウン法(セラミックのかぶせ物)を利用します。
下記の画像はオールセラミッククラウン法(セラミックのかぶせ物)で「歯の白さ」と「歯の形」を改善させた症例です。
リスクとして、過度の衝撃で割れることがあります。
歯の形・歯の大きさは、あなたが思っているよりもその人の個性を際立たせます。
日本人に多いタイプで、前歯の先端が直線上にある歯と、ない歯とが混在しています。自然な歯並びといえます。口を小さく見せる効果もあり、若々しい印象を与えます。
白人に多いタイプの歯並びで、前歯の先端がすべて直線上にあるので、口元をくっきりと強調することができます。
日本人の女優さんに多いタイプの歯並びです。前歯の先端はすべて直線上にありますが歯と歯に多少の重なりがあることが特徴です。出っ歯を治したい人、女性的な印象をもっと強調したいという人に向いていると言われます。
下唇のラインと前歯のラインが平行になっているのが特徴です。世界的に好まれる並びで、ハリウッドスマイルとも呼ばれています。
このように「歯の形」「歯の大きさ」の微妙な違いによって、その人の印象を変えてしまう事があります。当院では、このようなことも考慮した上でのご提案・治療を行っております。
タバコ、コーヒー、お茶、ワイン、カレーなど飲食物には着色しやすいものがあります。審美セラミック治療でも対応可能ですが、より手軽にできるものに「ホワイトニング(薬剤を使った治療)」や「PMTC(専門器具を用いたクリーニング)」がありますのでそちらをご紹介します。
ホワイトニングによる症例。リスクとして、治療中に若干しみることがある。
ホワイトニングに関しての詳細はホワイトニングをご参照ください。
クリーニングで歯の汚れを除去した症例。リスクは、特にない。
PMTCとは特殊な器具を用いて歯の着色汚れや、歯周病・虫歯の原因となる歯垢・歯石を除去する治療です。歯本来の白さを回復でき、かつ、虫歯・歯周病予防につながります。
詳しくは歯のメンテナンスをご参照ください。
歯科治療には様々な素材・治療法がありますので、患者様がどの治療法がご自身に合っているかを判断するのは難しいものがあります。当院では十分な時間を取り、実際の症例・素材・模型などを用いながら、患者様が納得されるまでご相談させて頂きます。
詳細は症例集をご参照ください。
費用・素材の特徴に関しては料金表をご参照ください。