歯科用CT
2023年1月15日
こんにちは♬
寒さも一段と厳しくなってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?⛄
本日は当院でも導入をしております「歯科用CT」をご紹介します🌟
CTとは、コンピューターによるデータ処理と画像の再構成によって断層写真を撮影できる装置のことで、「CT」はComputed Tomography(コンピューター断層撮影)の略です。従来のレントゲンは2次元の平面写真であるのに対し、CTで撮影したものは立体的な3次元の情報になります✨
CTと聞いて医科用のCTを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います💡
医科用CTは患者様が長時間横たわらないと撮影ができないのに対し、歯科用CTは座った状態で撮影を行います。撮影も20秒ほどで終わるため、患者様のご負担も少なくすみます。撮影そのものは超高解像度撮影から広範囲撮影まで選択が可能で、限定的な照射のため、より精度の高い画像が得られ、正確な診断に繋がります。
分析結果を詳細にデータ化できることが歯科用CTの大きな特徴でもあり、レントゲンよりも多くの情報を得ることがでます。そのため、歯科においても様々な分野で歯科用CTが活用されています!✨
・インプラント治療
インプラント治療においては、CT撮影は不可欠です。インプラントを安全かつ精確に埋入するためには、顎の骨の厚みや密度、神経や血管の走行状態を把握することが必要になりますが、レントゲンの二次元画像だけではこれらを全て把握することはできません。術前検査、術後の埋入位置確認などにCT撮影を行うことで、より安心で安全な手術が可能になります🌟
・親知らずの抜歯
親知らずが神経の近くに埋まっていたり、横向きにはえている場合にCT撮影を行う場合があります。向きや埋まっている深度、周囲の組織などを正確に把握することにより、安全に抜歯を行うことができます。
・根管治療
歯の根っこの治療で、根の中を通っている管が曲がっていたり狭窄している場合に、CT撮影を行う場合があります💡一般的なレントゲン撮影では把握することのできない根の病変や破折などの発見、患部周辺の歯周組織の状態を把握することが可能となり、より安全で精度の高い治療が実現できます✨
このほかにも、歯周病の診断や顎骨内病変などの診断・治療時に歯科用CTを活用することもあります。
かつてCTは大規模な病院にしかありませんでしたが、近年歯科用CTが歯科医院でも導入されるようになってきました✨
とはいえ、その普及率は20%程度にとどまっています。
当院では皆様により精度の高い治療をご提供できるよう、歯科用CTを活用しておりますので、ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください♬
個別歯科相談へのお問合せもお待ちしております✨