気になる歯の黄ばみ その原因は?
2025年3月15日
こんにちは♬
ふと鏡を見たときに歯の黄ばみが気になることはありませんか?白い歯は健康的で清潔感がある印象を与えますが、黄ばんでいると気になってしまうものです。実は、歯の黄ばみにはさまざまな原因があります。今回は、歯が黄ばむ主な原因を4つに分けてご紹介します。
●日常の飲食習慣による黄ばみ
最も多い原因は飲食物による着色汚れ(ステイン)です。特定の食べ物や飲み物が歯に色素を付着させ、黄ばみの原因となります。
着色しやすい飲食物の例
・コーヒー・紅茶・緑茶
・赤ワイン
・カレーやトマトソースなど色の濃い調味料
・チョコレート
・タバコのヤニ
これらの食品や嗜好品に含まれる色素が歯の表面に蓄積し、次第に黄ばみが目立つようになります。また、タバコのヤニは特に付着力が強く、通常の歯磨きでは除去しきれないこともあります。
対策としては、色素沈着を防ぐために飲食後すぐに水で口をすすぐことや、定期的なクリーニングを受けることが効果的です。
●加齢による黄ばみ
加齢も歯の黄ばみの大きな原因です。歯はエナメル質という外層で覆われていますが、加齢に伴いこのエナメル質が徐々に薄くなっていきます。エナメル質の下には象牙質と呼ばれる層があり、象牙質は黄色っぽい色をしています。エナメル質が薄くなることで象牙質が透けて見え、結果的に歯が黄ばんで見えるのです。
対策としてはホワイトニングや、エナメル質を強化するフッ素配合の歯磨き粉を使うことが有効です。
●全身疾患や薬剤の影響による変色
歯の変色は、全身疾患や薬剤の影響で起こることもあります。特に有名なのがテトラサイクリン系抗生物質による変色です。テトラサイクリンは、歯が形成される時期(妊娠中や幼少期)に服用すると、歯の内部に色素が沈着し、灰色や茶色っぽい色に変色することがあります。これをテトラサイクリン歯と呼びます。
この場合、一度変色すると通常のホワイトニングでは改善が難しく、ラミネートべニアやセラミック治療などが検討されることもあります。
●遺伝による影響
歯の色には遺伝的な要素もあります。人によってエナメル質の厚さや象牙質の色味が異なり、これが歯の色の違いに影響します。家族で似たような歯の色の場合、遺伝が関与している可能性が高いと言えるでしょう。
遺伝による黄ばみは生活習慣では防ぎづらいですが、ホワイトニング治療や審美歯科の相談を受けることで改善が期待できます。
●まとめ
歯の黄ばみには、飲食習慣、加齢、全身疾患、遺伝といったさまざまな原因があります。それぞれ原因が異なるため、適切な対策も異なります。気になる場合はまずは歯科医院で原因を特定してもらい、原因に応じたケアを行いましょう。
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