似ているようで違う 洗口液と液体歯磨き
2024年1月1日
こんにちは♬
ドラッグストアやバラエティショップの歯磨き用品コーナーで、液体のマウスウォッシュが売られているのをご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。実は、マウスウォッシュには2種類あり、それぞれ使用の目的や方法が全く異なります。
今回は、洗口液と液体歯磨きの違いについてご紹介します🦷

マウスウォッシュには、「洗口液」と「液体歯磨き」の2種類があります。日常的に液体のマウスウォッシュを取り入れている方もいらっしゃるかと思いますが、それぞれの正しい使い方を知っておきましょう。
洗口液は、液体で口をすすぐだけで手軽にお口の中を清潔に保てるものです。ただし、これだけでお口の中の汚れをしっかり除去できるわけではないので、あくまで歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどで歯磨きをした後に補助的に使用します。外出先で口臭を予防したいときなどにも手軽にお使いいただけるアイテムです。
また、市販されている洗口液は医薬部外品と化粧品の2種類にさらに分かれています。
これらの違いは、配合されている薬用成分の違いです。むし歯や歯周病、口臭などをより効果的に予防したい場合は、医薬部外品の表示があるものを選びましょう。
液体歯磨きは、「歯磨き粉の液体バージョン」と捉えていただけるとわかりやすいかもしれません。歯ブラシで歯を磨く前に液体歯磨きを口に含んで歯列全体に行き渡らせ、吐き出してからいつものように歯ブラシで磨きます。ペースト状の歯磨き粉に比べて成分がお口の中の隅々まで行き渡ることが特徴で、研磨剤が含まれないぶん、歯を傷つけることなくお口のケアができます。
このように、マウスウォッシュは目的に合わせて選ぶとより効果的にお口のケアをすることができます。洗口液なのか液体歯磨きなのか、パッケージの表示を確認してみてくださいね。選び方や使い方にご不安がある場合は、当院の歯科衛生士がしっかりアドバイスいたします😊
定期検診のご予約はお電話やwebからお待ちしております🦷
磨き残しが多いのはどこ?
2023年10月15日
こんにちは♬
毎日丁寧に歯を磨いていらっしゃる方も多いかと思います。実は磨き残しが多い場所はある程度決まっており、そちらを意識して磨いていただくと、普段の歯みがきでより効果的に汚れを落とすことが出来ます!
今回は、磨き残しが多い場所についてご紹介します♬

磨き残しが多い箇所は、ズバリ「利き手側の歯の裏側(内側)」です。右利きの方であれば、右側の奥歯の裏側、左利きの方であれば、左側の奥歯の裏側ということです。
利き手側の歯の裏側(内側)を磨くときには、手首を返さないと歯ブラシの毛先が磨きたいところにしっかりと当たりません。また、力が入りにくいため、他の箇所に比べて磨き残しが多くなりやすい傾向にあります。
したがって、歯を磨くときには「利き手側の歯の裏側(内側)」からスタートするのがおすすめです✨
どうしても歯ブラシで磨きにくい、という場合は、以前ご紹介したワンタフトブラシを使うのも良いでしょう。
このほかにも磨き残しが多い傾向にあるのは、次のような箇所です。
・下の前歯の裏側
・歯と歯ぐきの境目
・歯と歯の間
・奥歯の噛み合わせの溝
どの場所を磨くときにも、歯ブラシの毛先を磨きたいところにしっかりと当てて、小刻みにに動かすようにします。
下の前歯を磨くときには、歯ブラシを縦にして磨きましょう。
また、歯科医院では歯科衛生士がどこが磨けているか、磨けていないかをチェックし、患者様お一人おひとりのお口の中の状況に合った磨き方をアドバイスいたします。
歯ブラシはもちろんのこと、デンタルフロスや歯間ブラシの選び方のお手伝いもいたしますので、お気軽にご相談ください✨
ご予約はお電話やwebからお待ちしております🦷
歯ぐきのセルフチェック
2023年10月1日
こんにちは♬
歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたころには症状が進行してしまっていることも少なくありません。
今回は、歯ぐきのセルフチェックについてご紹介します♬

歯を磨くときに、つい歯ばかりを見ていませんか?
ぜひ、ご自身の歯ぐきの状態をチェックしてみましょう。
毎日観察することで、ご自身の体調による変化や歯肉炎・軽度の歯周炎による変化などに気がつけるかもしれません。
歯ぐきのセルフチェックでは、次に挙げるポイントを中心に歯ぐきを観察してみましょう✨
・歯ぐきが赤く腫れているか
・口臭が気になるか
・歯ぐきがやせてきたように感じるか
・歯と歯の間にものがつまりやすいか
・歯磨きをした後、歯ブラシに血がついたり、すすいだ水に血が滲んでいるか
・歯と歯の間の歯ぐきがぶよぶよしているか
・歯が浮いたような感じがするか
・指で触ると歯がぐらぐらするか
・歯ぐきから膿が出ているか
(8020推進財団の資料より抜粋)
これらの項目のうち、一つでも当てはまることがあれば歯周病になっている可能性があります。症状が進行しないうちに対処できるよう、早めに歯科医院を受診しましょう。
また、特に当てはまる点がなかったとしても、定期的な検診やクリーニングは歯周病を予防するために非常に重要です。
検診やクリーニングのご予約はお電話やwebからお待ちしております🦷
ワンタフトブラシ、使ってみませんか?
2023年9月15日
こんにちは♬
毎日の歯磨き、歯ブラシで磨くだけで終わりにしてはいませんか?
今回は、ワンタフトブラシについてご紹介します♬

むし歯や歯周病を予防するには、プラークもしっかり落とすことが大切です。
通常の歯ブラシでは届きにくい細かな箇所には、ブラシの毛束が円錐型に一つにまとまっている形状をしているワンタフトブラシがおすすめですよ🎵
ヘッドが小さく小回りがきくワンタフトブラシは、様々な場面で活躍してくれる1本です❣例えば、
・歯並びに凹凸があるところ
・ワイヤー矯正の装置のまわり
・奥歯のさらに奥の面
・親知らずまわりや生えかけの親知らず
・抜けた歯と隣り合う歯
・インプラントまわり
・乳歯から永久歯に生え変わる時期のお子さまの仕上げ磨き
など、このような場面でワンタフトブラシを使用していただくと、円錐型のブラシが磨きたいところにピンポイントにフィットし、効率よくプラークを落とすことができますよ✨
ワンタフトブラシで磨く際は鉛筆と同じように握り、山型になっている毛先を磨きたい場所に直角に当て、力を入れ過ぎないように気をつけながらブラシを細かく動かします。
前回までのブログでご紹介したようなデンタルフロスや歯間ブラシと併用すると、さらに効果的です🦷
ワンタフトブラシの使い方にご不安がある場合は、お気軽に歯科衛生士にご相談ください✨ご予約はお電話やwebからお待ちしております🦷
歯間ブラシの使い方をマスターしましょう
2023年9月1日
こんにちは♬
毎日の歯磨き、歯ブラシで磨くだけで終わりにしてはいませんか?
今回は、歯間ブラシの選び方や使い方についてご紹介します♬

むし歯や歯周病を予防するには、歯と歯の間のプラークもしっかり落とすことが大切です。
歯と歯の間やブリッジの人工歯の下には歯ブラシの毛先は届きにくいため、歯間ブラシを使って効率よくプラークを落とすのがおすすめですよ🎵
歯間ブラシには、本体そのものに角度がついている「アングルタイプ(L型)」と、ご自身で好みの方向に曲げられる「ストレートタイプ(I型)」があります。初心者の方や奥歯に重点的に使いたい方は、アングルタイプを選んでみましょう❣
①歯間ブラシを使うときには、鏡を見ながら行います。
②軽い力で歯間ブラシを持ち、歯ぐきに沿わせて少しブラシを斜めにしながら歯と歯の間に入れます。ブラシが入ったら、歯面に沿わせるように水平に5~10往復ほど動かし、プラークを絡めとります。
③外側からだけでなく、内側からもブラシを入れ、満遍なくプラークを除去しましょう。
歯間ブラシを使うときには、歯ぐきを傷つけないようにすることが大切です。
歯周病が進行して歯ぐきが下がった箇所や、ブリッジの繋がっている冠の下の部分には、デンタルフロスよりも広い範囲を効率よく清掃できる歯間ブラシがおすすめですよ✨
また、メーカーにより異なりますが、歯間ブラシには様々なサイズがあり、ご自身のお口の中の状態によって適切なサイズを選ぶことが大切です。サイズが大きすぎると歯ぐきを傷つけてしまい、逆に小さすぎると清掃効率が悪くなります。
患者様に合った歯間ブラシを選ぶお手伝いや使い方のアドバイスもいたしますので、お気軽に歯科衛生士にご相談ください✨
ご予約はお電話やwebからお待ちしております🦷
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
2023年4月15日
こんにちは♬
矯正治療と一言にいっても様々な方法があります。
今回は、表側からのワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いについてご紹介します✨

1.装置
まず、使用する装置が異なります🌟
ワイヤー矯正では、歯の表面に金属製やセラミック製のブラケットつけ、そこにワイヤーを通します。マウスピース矯正では、プラスチック製の透明なマウスピースを装着します。
ワイヤー矯正でも近年は目立ちにくい審美ブラケットやホワイトワイヤーなどがありますが、見た目が目立ちにくいのはマウスピース矯正です。
2.痛みと治療期間
ワイヤー矯正に比べ、マウスピース矯正はゆっくり歯を動かしていきます。そのため、痛みはやや少なく、その分治療期間はワイヤー矯正より長くなる傾向にあるといわれています(痛みの感じ方には個人差があります)🦷
3.対応できる症例
ワイヤー矯正は、ほぼ全ての症例に対応できますが、マウスピース矯正では重度の出っ歯などには対応できない場合もあります。
4.セルフケア
ワイヤー矯正では歯の表面についているブラケットやワイヤーのまわりに食べ物が挟まりやすく、また歯ブラシの毛先が届きにくいため磨き残しが多くなりやすいため、装置に合った正しい磨き方を身につける必要があります。マウスピース矯正では、マウスピースは簡単に着脱できるため、歯磨きはこれまで通りで問題ありません✨
5.装置の管理
ワイヤー矯正では、装置の調整のため月に1回程度通院していただきます。ご自身で何か管理をする必要はありません。マウスピース矯正では、ご自身で1~2週間おきにマウスピースを交換していただきます。また、1日20~22時間はマウスピースを装着する必要があるため、着脱の自己管理を徹底しなければなりません。
このように、ワイヤー矯正とマウスピース矯正では様々な違いがあります。お口の中の状況やライフスタイルに合わせて、治療方法を検討するようにしましょう😊それぞれの治療費は当院のホームページにも掲載しておりますので、そちらもご参照くださいね✨
矯正治療のカウンセリングをご希望の方は、お気軽に当院までご相談ください♬
個別歯科相談へのお問合せもお待ちしております✨
マウスピース矯正 クリアコレクトとは
2023年4月1日
こんにちは♬
新年度になり、なにか新しいことにチャレンジしてみよう!という方に是非おすすめしたいのが、当院で導入しておりますマウスピース矯正「クリアコレクト」です✨

クリアコレクトは、近年人気の高いマウスピースを用いた矯正治療方法です🦷
マウスピースを1~2週間おきに交換し、歯並びや噛み合わせを整えていきます。
マウスピースは透明で薄いため、よほど近づかない限りは装着していることが分からないくらい目立ちません。ワイヤー矯正の装置の見た目が気になる方には、特におすすめの矯正治療方法です🌟
また、マウスピースは簡単に取り外して洗浄ができるため衛生的です。歯の表面に装置がついていないので、歯磨きもこれまでと同じで問題ありません✨
そのほかにも、ワイヤー矯正に比べて弱い力でゆっくり歯を動かすため、痛みが比較的すくないといわれています。痛みに弱い方や、金属アレルギーがありワイヤー矯正の装置が使えない方も安心して治療を受けていただくことができます😊
このように、クリアコレクトでのマウスピース矯正には様々なメリットがあります。
歯並びが気になっているけれどなかなか矯正治療に一歩踏み出せなかった方も、この機会にぜひカウンセリングを受けてみませんか?♬
クリアコレクトでのマウスピース矯正をご希望の方は、お気軽に当院までご相談ください♬
個別歯科相談へのお問合せもお待ちしております✨
親知らずは抜いたほうがよい?
2023年3月15日

こんにちは♬
春の陽気を感じられる日も増え、桜の開花も近づいてきました🌸
花粉症が気になる時期でもありますが、体調に気をつけて年度末を迎えたいですね✨
さて、「親知らずは抜いたほうがいいのか」一度は気になったことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?💦
親知らずには、抜いたほうがいい親知らずと、抜かなくてもいい親知らずがあるのです💡
<抜いたほうがいい親知らず>
・横向きや斜めに生えている場合
この場合、親知らずと一つ手前の歯の間に汚れがたまりやすく、歯ブラシも届きにくいのでむし歯や歯周病のリスクが高まります。また、上下で噛み合っていない場合も抜歯を検討してもよいでしょう。
・むし歯や歯周病のリスクが高い、もしくは既に罹患している場合
むし歯や歯周病に既になってしまっていても、軽症であれば治療できる場合もありますが、多くの場合再発のおそれも高くなります。手前の健康な歯に影響を及ぼしてしまう可能性もあるので、この場合も抜歯を検討しましょう。
・矯正治療の予定がある場合
これから矯正治療を受けるご予定がある場合も、抜歯を検討してもよいといえます。親知らずが横向きや斜めに生えている場合は特に、他の歯を圧迫し歯並びに影響が出ることもありますので、矯正担当医とよく相談をしましょう。
<抜かなくてもいい親知らず>
・まっすぐに生えている場合
親知らずがまっすぐに生えていて噛み合わせにも問題がない場合は、あえて抜歯する必要はありません。
・完全に歯ぐきの中に埋まっている場合
矯正治療を検討している場合を除き、あえて歯ぐきを切開して抜歯をする必要はありません。
このように、親知らずは必ずしも抜歯をしなければならないという歯ではありません。
現在のお口の中の状況や、将来的なリスクを担当歯科医師と相談し、適切に対処していきましょう✨
親知らずが気になる方は、お気軽に当院までご相談ください♬
個別歯科相談へのお問合せもお待ちしております✨
お子さまのシーラント
2023年3月1日

こんにちは♬
3月になり、少しずつ寒さの中にも春の日差しが感じさせるような日も出てきましたね🌸
さて、お子さまの大切な歯をむし歯にしないためにも、しっかり予防をしていきたいですよね。小児歯科でよく行われるむし歯予防の代表的な処置には、「シーラント」と「フッ素塗布」があります。今回はシーラントについてご紹介しますね✨
シーラントとは、歯の溝を歯科用の樹脂で滑らかに埋める処置のことです。
奥歯は嚙む面の溝が深くなっているため、この溝に磨き残しが溜まりやすく、他の歯に比べるとむし歯のリスクが高い歯です。
そのため、溝を樹脂で埋めることで、むし歯のリスクを軽減することができます🦷
シーラントは、歯を削ったり、痛みのある処置ではありません。
処置の流れは次のようになっています✨
- 歯の溝の汚れをブラシなどで磨いて取り除きます。
- シーラントをとれにくくするための薬剤を塗り、水で綺麗に洗い流します。
- 溝を乾燥させたら、シーラントを歯の溝に充填します。
- 光を約20秒間あてて、シーラントを硬化させます。必要に応じて、嚙み合わせのための調整します。
これらの処置にかかる時間もおおよそ15分から30分ほどなので、お子さまでも安心してお受けいただけます🌟
では、シーラントをはじめる年齢はいつ頃がよいのでしょうか?💡
歯の生え変わりのタイミングや歯の生え始めの時期は、歯ブラシが届きにくくむし歯になりやすいので、奥歯に永久歯が生えてくる5~6歳・12歳ごろにシーラントを行い、むし歯を積極的に予防することが大切です。
シーラントは半永久的なものではないので、定期的に歯科医院でチェックをしてもらってくださいね🌸
シーラントの処置をご希望の方は、お気軽に当院までご相談ください♬
個別歯科相談へのお問合せもお待ちしております✨
ゴシゴシ磨いていませんか?
2023年2月15日

こんにちは♬
2月に入り、色々なところでチョコレートの誘惑がありますね…🍫
甘いものを食べたあとは、しっかり歯を磨いてむし歯を予防しましょうね🦷
さて、歯を磨くときの力の強さを気になさったことはありますでしょうか?
一生懸命磨こうとするあまりつい強くゴシゴシ磨いてしまうと、かえって歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります💦
今回は正しいブラッシング圧(歯磨きの強さ)についてお話しします✨
歯を磨くときに、歯ブラシの毛先を歯の表面に当てますが、このときに力を入れすぎてしまうと毛先は広がります。そうなると、毛先がしっかり歯の表面に当たらず、歯ブラシの清掃効果が下がってしまうのです。磨く力が強すぎることにより、歯の表面が摩耗(エナメル質や象牙質が擦り減る)して、知覚過敏を引き起こすこともあります。また、歯ぐきを傷つけたり、歯肉退縮(歯ぐきが下がる)の原因となる可能性もあります。
適切なブラッシング圧は、150~200gといわれていますが、
この数字だけではどのくらいの力加減なのか分かりにくいですよね💦
これは、歯ブラシを歯に当てたときに、毛先が広がらない程度の力です。
手の爪で試してみると分かりやすいかと思います💡
歯ブラシの毛先が開かないように、小刻みにブラシを動かすようにしましょう。
歯ブラシの持ち方も、ブラッシング圧に影響します。
ペンを持つように握る(ペングリップ)ことで、余計な力が入りすぎずに歯ブラシを動かすことができますよ。
適切なブラッシング圧を心がけ、効果的に歯を磨きましょう🌟
カウンセリングや定期検診のご予約もお待ちしております。
平日は夜21時まで、土日も診療しております♬
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