歯周病と糖尿病の関係
2025年01月15日
こんにちは♬
歯周病と糖尿病はそれぞれ異なる部位や原因で発生する病気ですが、実はお互いに深い関係があることが明らかになっています。どちらか一方を放置すると、もう一方の症状が悪化する可能性があるため、両方の管理が重要です。
今回は、歯周病と糖尿病の関係についてご紹介します🦷
●糖尿病が歯周病を悪化させる理由
糖尿病になると血糖値が高い状態が続くため、体の免疫力が低下します。その結果歯周病を引き起こす細菌への抵抗力が弱まり、歯茎の炎症が進行しやすくなります。また、血管がダメージを受けることで歯ぐきの血流が悪化し、治癒能力が低下するため、歯周病の治療効果が出にくい場合もあります。
●歯周病が糖尿病を悪化させる理由
一方で、歯周病が進行すると歯ぐきの炎症から炎症性物質(サイトカイン)が全身に広がり、インスリンの働きを阻害します。この影響で血糖値が上昇し、糖尿病の管理が難しくなることがわかっています。
●予防と改善のためにできること
・定期的な歯科検診
歯周病は初期段階では気づきにくい病気です。定期的に歯科検診を受け、早期発見と治療を心がけましょう。
・正しい歯磨きの実践
歯周病予防の基本は、日々の歯磨きです。歯と歯ぐきの境目を意識し、丁寧に磨きます。歯ブラシだけでは十分に汚れを除去できないため、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することも大切です。
・糖尿病の管理
血糖値を安定させることは、歯周病の予防にもつながります。適切な食事療法や運動など、医師の指導に従いましょう。
・歯周病治療が糖尿病に与える効果
研究によれば、歯周病を治療することで血糖値が改善することが確認されています。歯周病治療は、糖尿病の管理をサポートする重要な要素と言えるでしょう。
●まとめ
歯周病と糖尿病は相互に影響を与え合う病気です。そのためどちらか一方を管理するだけでなく、両方を同時にケアすることが重要です。日常のケアと定期的な歯科受診を通じて口腔内の健康を保ち、全身の健康につなげましょう。
歯やお口の中のことで心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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